ブラット・ピットさんの主演作。オーストリア出身の探険家ハインリヒ・ハラーとチベットの最高指導者ダライ・ラマ14世の交流を描いた名作です。
時代設定は第二次世界大戦からその後くらいですが、チベットの自然や仏閣、市民生活の様子など、大変に解りやすい資料としてお勧めです。
ストーリーは実話ベースなので、決して奇想天外ではないですし、展開は読めてしまうかと思います。
しかし、チベットと中国の関係について、政教一致とは…。考えさせられる点が多くて勉強になります。
ダライ・ラマ14世はまだ少年です。政治と宗教両方のトップである重圧をひしひしと感じながらも、少年らしい好奇心旺盛な一面を見せたり、魅力的な人物でした。
亡命に致るくだりは描かれていなかったので、その心の葛藤に、触れてみたいなと思います。
チベット関連書籍も探してみたいです。

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