三原ミツカズワールドへの入口はゴシック&ロリータな絵柄と登場人物で構わないと思います。
『死化粧師』のテーマも深淵で興味深いのですが、『たましいのふたご』もまた面白いです。
アレックスとリーテ、多分子供の幽霊です。死んでから自分探しの旅に出掛けたってところでしょうか?
二人は自分が何者なのかも解らないです。今のところ出会ってもいません。
二人が出会うのは、自分を理解してくれる誰かを欲している人間。生きている人間を観察しながら自分を理解してゆくのです。
一見、一話完結っぽい進行です。手法は『DOLL』以来同じですかね?人間の内側にある苦悩などを描きながらも、全てのお話を通じてテーマが一貫しています。
『死化粧師』は死生観なら『たましいのふたご』は………、なんでしょう?
早く続きが読みたいです。

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