『雨月物語』にそんなくだりがあった気がします。『菊花の契り』かな?
私の弟、ちょいと霊感が強いでございます。他の家族は全然見えたりしないので、なかなか理解出来ないのです。
我が家の離れが弟の部屋兼作業所になっていまして、母屋と渡り廊下で繋がっています。
そこの電球が切れてしまいました。
夜だったので、父に慌てて交換を頼みました。たまたま買い置きのLEDがありました。
電源をオンオフして電球の様子を見るため、父と弟が離れに行ってみると、青年男子の部屋なのに老人ぽい匂いがした。
父も弟もそー申しております。
病院から祖父が危篤だと電話がかかってくるより少し前の時間の事です。
祖父が入院する寸前まで使っていたのが、その離れの部屋でした。
祖父、帰ってきたら部屋にエレキベースとか置いてあってびっくりしちゃって、離れの入り口辺りで立ち尽くしちゃったのではないかな~と、弟が申しおりました。
何年もまともに会話なんて出来なかった祖父の、最期のキモチだったのでしょうかね?
家に帰りたかった、やっぱり!
お線香焚いたら匂いはなくなったそうです。
信じるか信じないかは
あなた次第です。by関暁男

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